ストラップ Peak Design "Slide Summit Edition Tallac" ②
前回より引き続きストラップのお話。
Part.2 となる今回はレビューです。
ポイントを簡潔にまとめると下記に集約されます。
Good
- 分離機構
- 長さ調整機構
- クッション
No Good
- デザイン
- 長さ調整機構の緩み
- 価格
それでは、詳細へ
1. 分離機構
Peak Design の肝である分離機構。
カメラ一台に一本のストラップという 単純に付け替えが面倒なだけ 固定概念に縛られていた私にとっては画期的でした。
仕組みとしては下記の通り
ボタン型のアンカーが板バネでロックされます。
簡単に取外せますが、勝手に外れる事はまずありません。
この機構によって多くのメリットを享受できます。
- 適応性
ハンドストラップや、以前のストラップに付け替えたり、ストラップ無しだったり。
シチュエーションによってストラップも最適な物へとすぐに変更可能です。
- 速写性
自宅ではストラップを外してます。
そのため、握る時にストラップが邪魔にならず、撮り逃しが減りました。(特に自宅の猫)
外出時も底面にアンカーをセットしてストラップを接続する事で、シャッターボタンとグリップ周辺がすっきりするため撮影がワンテンポ早くなりました。
- 三脚との相性
底面にストラップを繋げていると、三脚へのセットの邪魔になるかと敬遠していたのですが、意外とそのまま三脚に付けてもストレスは感じません。
万が一ストレスを感じても、ストラップそのものを簡単に外せるため問題ありません。
外しておけば風の影響、引っ掛けて倒すリスクも減らせます。
2. 長さ調整機構
レバーを起こして延ばしたり縮めたり。
難しい事はありません。機構は非常にいいです。
両端とも長さ調整できる点も優秀です。(常にカメラをストラップの中央に調整可能)
残念なポイントとしては、固定力が弱いです。
折り返しになっている一方を引っ張ると固定していても少し長さが変わります。
つまり機材重量が増すと緩んでしまう恐れがあり、具体的にはフルサイズ+大三元レベルのレンズだと徐々に緩んでしまいそうな不安を覚えます。
これに関しては、個体差があると思います。
3. クッション
低反発素材封入。しっかり厚みがありいいです。
4. デザイン
速写系のストラップは基本的にデザインが趣味ではありません。
"Slide" もシンプルで悪くは無いのですが、ぶっちゃけシートベルトにしか見えません。
注:個人の感想です
5. 価格
作りは良く高級感もありますが、定価 約 ¥9,000 はちょっと高過ぎかなと。
品質と自己満足に投資したと思えば、まあ妥当なのかもしれませんが。
まとめ
Peak Design は "Slide" というストラップそのものより、分離機構のシステムとして導入して良かったと感じています。
個人的には気に入ったストラップで下記を使うのが一番幸せだと思います。
ところで、導入目的だった登山用途ですが、現在の状況は…
まさかのストラップ不使用 ∑(゚Д゚)オイ
Peak Design といえばこちらの方がやはりメジャーです。
ちなみに上記写真にてストラップが付いているのは妻のD5500。
こちらの商品に関しては、また別の機会にレビューできればと思います。
Peak Design キャプチャープロカメラクリップwith PROプレート CP-2
- 出版社/メーカー: ピークデザイン
- 発売日: 2014/11/18
- メディア: Camera
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