猫の換毛期 嘔吐と毛球症に関して
猫を飼うと家中毛だらけになる。梅を迎え入れて、一年。
そうだよね〜。確かに。って思ってました。
ですが、成猫となって初めての換毛期を迎えて…
完全に舐めてました (;´Д`A
昨年のこの時期は仔猫だったせいもあり、全然大したことなかったみたいです。
以前紹介した記事の通り、抜け毛が大量に採れますし、
歩いた後に毛が舞ってます…
そんな換毛期真っ只中な梅さんですが、先日、帰宅すると…
毛玉を吐いてました (゚д゚lll)
苦しかったでしょうに。
毛玉に関してはいつも う○ち に混ざって出していたので、
短毛だし、全然大丈夫なんだと思い込んでました。ゴメン
以前に一度嘔吐した(食事直後にしゃっくりの様な痙攣→嘔吐→その後異常なし)ことがありますので、
それも含め、今回は嘔吐と毛玉に関して まとめておきたいと思います。
猫の嘔吐
そもそも猫はよく嘔吐する動物のようです。
猫は非常によく嘔吐します。この理由は、猫の嘔吐反射が弱いためです。
正常な嘔吐
- 早食い
- 猫草
- 毛玉
なんだ、梅の場合正常じゃん。良かった良かった。
ていうか、早食いって w(以前に目撃した嘔吐は正にコレに該当します)
何か悪口言ったでしょ。私、以外と地獄耳なのよ。
し、失礼しました ((((;゚Д゚)))))))
健康のためにも、これからも美味しく食事して下さい。でも慌てて食べないでね
ただし、よく吐く動物とはいえ危険な場合も当然あります。
危険な嘔吐
- 血液が混入 → 重い潰瘍や腫瘍 etc.
- 異物が混入 → 誤食、回虫の場合は寄生虫 etc.
- 異臭がする → 誤飲、便臭がする場合は腸閉塞 etc.
- 食事後必ず吐く → 食事アレルギー etc.
- 複数回続けて吐く →消化器系疾患、毒物中毒、感染症、炎症性腸炎 etc.
- 下痢、発熱など他の症状を伴う
上記に挙げられる様な嘔吐状況の場合は誤飲、誤食はもちろんのこと、
重篤な疾患の可能性もありますので、一刻も早く病院に連れて行きましょう。
毛球症
今回、梅の嘔吐は毛玉吐きでしたので、異常ではありませんでしたが、
注意が必要な場合もあります。それが、毛球症です。
猫の毛球症とは、毛づくろいの際に飲み込んだ自分の体毛が消化器官内にとどまり、吐くことも排便することもできなくなった状態を言います。
この様な状態になってしまうと、便秘や食欲不振による体重減少などがみられ
最悪、衰弱や腸閉塞によって死亡してしまう場合もあるとのことです。
治療
- 毛球除去剤
- 開腹手術
治療としては除去剤によって嘔吐/便として毛球を体外に排出するか、
除去剤の効果がない場合は外科手術により直接取り出すこととなります。
予防
毛球症に関しては飼主側で予防してあげる事は十分可能なようです。
減らすか、こまめに排出するか。この二つです。
【飲み込む毛の総量を減らす】
- ブラッシングを行い無駄毛を減らす
短毛種であってもブラッシングをして飲み込んでしまう毛を減らす事が予防となります。
- 必要以上に毛繕いをさせない(皮膚病、ストレスを緩和)
毛繕いに関しては、皮膚病があると頻度が増えるそうなので、
アレルギー性皮膚炎、ノミ・ダニ寄生、真菌症などの病気がないか検査、治療すること。
真菌症…見たことあるな…
また、ストレスや不安などにより過剰に毛繕いしてしまう場合もあるので、十分に遊んでストレスを発散させてあげることなども効果的なようです。
【飲み込む毛をこまめに排出する】
- 餌
餌による予防としてはヘアボールケアの餌(食物繊維の量が多い)、により消化管の動きを促し、便と一緒に毛玉を排出させたり、一度に多量の餌を与えるよりも、小分けにして与えた方が、より腸の動きが活発になるそうで、食事を分けてみるのも予防になるようです。
流動パラフィンやワセリン。便秘薬になります。
注意点としては、流動パラフィンは脂溶性ビタミンの吸収を阻害する可能性があるようで、獣医さんに相談の上で用量を守って与えた方が良さそうです。
- 猫草
毛玉吐きに効果があると言われていますが、諸説あります。
獣医さんによっては否定的な方もいらっしゃるので、飼主責任にてあげて下さい。
(わが家では、あげていません。)
まとめ
嘔吐に関しては、危険な嘔吐でないか生暖かい目で見守ってあげて、決して怒らないこと。
毛玉のケアに関しては、毛玉吐きをしないからと言ってブラッシングを怠らないこと。
コレが基本的な対処、対策であると言えます。
それでも毛玉吐きが気になる場合は、まずはヘアボールケアの餌を与えてみて、それ以上の予防措置に関しては獣医さんに相談してからが望ましいのではないでしょうか。
と、いうことで早速ブラッシングです。
その金属の奴イヤー。離してー。
ダメです。アンダーコートはこちらの方が良く採れるんです。我慢して下さい。
毛玉吐きもブラッシングも若干苦痛となってそうな、かわいそうな梅。
でも、健康第一です。
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